正社員でもなく、パートでもない、派遣の介護職として働くという選択がある。派遣会社に登録をして派遣先の施設で仕事をする派遣という雇用形態を選ぶときには、メリットやデメリットをよく考えることが大切だ。派遣介護職として働くメリットは、アルバイトやパートと同様にシフトの融通がきくことである。勤務日数や曜日、勤務時間などを相談しながらシフトを組めて、さらにアルバイトやパートよりも高めの給与を得られることも大きなメリットだ。また、正社員とは違い、残業がほとんどなく定時上がりも多いので、プライベートとのバランスを上手に図りながら理想のライフスタイルを送ることもできる。

資格取得を目指している場合には、定められた契約期間内で働く登録型派遣がおすすめだ。3カ月毎で契約を更新しながら働くスタイルなので、資格を取得するまでといった期間限定で介護の仕事ができる。また、派遣として働きながら職場の雰囲気や仕事内容が自分に合っているかどうかを見極めたいという場合には、紹介予定型派遣という働き方がおすすめである。最初は派遣契約にて勤務するが、双方の合意のもとで直接雇用契約を結ぶことができる。ゆくゆくは正社員になりたいという方は、紹介予定型派遣を選択するのもいいだろう。

一方、派遣介護士として働くデメリットは、正社員のように賞与がないこと、長期で働けないことである。契約期間の定めがある場合は、契約打ち切りになるリスクもある。やはり将来の保証がないのは大きなデメリットといえる。派遣介護職として働くかどうか迷ったときには、自身の目的を考えて見極めることがポイントである。